レストランで注文する英語|型は2つ・席の着き方と会計の違い

注文の英語は I will have 〜 と Could I have 〜? の2つの型で足ります。つまずくのは英語ではなく段取り——入口で待つのか、会計をどこでするのか、チップは要るのか。席に着く前から店を出るまでを順に追いました。

海外のレストランで注文する英語は、型が2つあれば足ります。I’ll have 〜.(〜にします)と Could I have 〜?(〜をもらえますか)。後ろをメニューの語に差し替えるだけです。むしろ日本人がつまずくのは英語ではなく段取りのほう——入口で待つのか勝手に座るのか、会計をどこでするのか、チップは要るのか。この3つは日本と違い、しかも国によっても違います。このページは席に着く前から店を出るまでを順に追いながら、必要な英語と段取りの差を並べたものです(2026年8月時点)。

★席に着くまで — 勝手に座ってはいけない

日本の飲食店の多くは空いている席に座れますが、欧米の着席レストランは「案内されるまで待つ」のが基本です。入口に Please wait to be seated(案内までお待ちください)と書かれていることもあります。勝手に座ると、担当の割り振りが崩れて店側が困ります。

  • 入口で待って、目が合ったら人数を指で示しながら Two, please.(2人です)
  • 予約がある → I have a reservation for two at seven, under Tanaka.(7時に2名、田中で予約しています)
  • 予約なし → Do you have a table for two?(2名の席はありますか)
  • 待ち時間を聞く → How long is the wait?

一方、カフェ・パブ・フードコートはカウンターで注文して自分で席を取る方式が多く、待っていると誰も来ません。着席レストランかカウンターかを、入口で見分ける——これが最初の判断です。カウンターに列ができていればカウンター方式です。

注文 — 型は2つだけ

下はレストランの場面のフレーズ集です。🔊で発音を確かめられます。I’ll have 〜 と Could I have 〜? の後ろを差し替える、という感覚が掴めれば、メニューが読めなくても指差しで成立します。

32 件

  1. A table for two, please.

    2人です(席をお願いします)。

    Right this way, please.こちらへどうぞ

    欧米は入口で人数を告げて案内を待つのが基本。勝手に空席へ座らない。

    レストラン
  2. Could I see the menu, please?

    メニューを見せてもらえますか。

    Here you are. Today's specials are here.どうぞ。本日のおすすめはこちらです

    レストラン
  3. I'll have this one.

    これをください。

    Good choice! Anything to drink?いいですね。お飲み物はいかがですか

    メニューを指しながら。I'll have 〜 が注文の基本形で、発音に自信がない料理名も this one で乗り切れる。

    レストラン
  4. What do you recommend?

    おすすめは何ですか。

    The grilled fish is very popular.グリルした魚が人気です

    迷ったらこの一言。答えを聞き取れなくてもメニューの指差しで返してくれる。

    レストラン
  5. I'm allergic to nuts.

    ナッツアレルギーがあります。

    I'll check with the kitchen.厨房に確認しますね — 真剣に対応してくれる

    命に関わるので文で言えるように。卵=eggs、乳製品=dairy、小麦=wheat、甲殻類=shellfish。

    レストラン
  6. Could we have the check, please?

    Check, please.

    お会計をお願いします。

    Sure, I'll be right back with it.かしこまりました、すぐお持ちします

    米=check、英=bill。欧米はテーブル会計が基本でレジには行かない。目が合ったら手で書くジェスチャーも通じる。

    レストラン
  7. Tap water is fine.

    水道水で結構です。

    Would you like still or sparkling?炭酸なしとあり、どちらにしますか — この質問への返しに使う

    欧州で「水」と頼むと有料の瓶が出てくる。炭酸なし=still、炭酸入り=sparkling も併せて覚える。

    レストラン
  8. to go

    持ち帰りで。

    For here or to go?店内ですか、お持ち帰りですか — レジの定番

    米の言い方。英・豪では takeaway。店内で食べるなら for here。

    レストラン
  9. tip

    チップ。

    Is the tip included in the bill?チップは会計に含まれていますか

    米は15〜20%が目安。欧州はサービス料込みの国が多く、端数を丸める程度で足りることが多い。

    レストラン
  10. Please wait to be seated.

    相手が言う

    案内までお待ちください

    ★勝手に座らない。入口の掲示か口頭で言われる。日本と違うところ。

    レストラン
  11. How many?

    相手が言う

    何名様ですか?

    Two, please. と指で示すのが速い。

    レストラン
  12. Anything to drink?

    相手が言う

    お飲み物は?

    Just water, please. で足りる。

    レストラン
  13. Still or sparkling?

    相手が言う

    炭酸なしと炭酸あり、どちらですか?

    ★たいてい有料のボトル水の話。無料の水道水でよければ Tap water, please.

    レストラン
  14. Are you ready to order?

    相手が言う

    ご注文はお決まりですか?

    まだなら A few more minutes, please.

    レストラン
  15. What can I get you?

    相手が言う

    何になさいますか?

    Are you ready to order? のくだけた形。米国で頻出。

    レストラン
  16. How would you like your steak?

    相手が言う

    焼き加減はいかがしますか?

    rare / medium rare / medium / well done。Medium, please. で通る。

    レストラン
  17. How is everything?

    相手が言う

    お味はいかがですか?

    ★社交辞令。It's great, thank you. で十分で、長く答えなくてよい。

    レストラン
  18. Anything else?

    相手が言う

    ほかにご注文は?

    No, thank you. Just the check, please. で締められる。

    レストラン
  19. For here or to go?

    相手が言う

    店内ですか、お持ち帰りですか?

    カフェで頻出。英国では eat in or takeaway? と言う。

    レストラン
  20. I'd like to make a reservation for tonight at seven.

    今夜7時に予約をしたいのですが。

    Certainly. May I have your name?かしこまりました。お名前をうかがえますか

    人数は for two を続ける。電話が不安なら店頭か予約アプリで同じ文を使う。

    レストラン
  21. What's in this dish?

    この料理には何が入っていますか。

    It's chicken with garlic and herbs.鶏肉にニンニクとハーブです

    アレルギーがなくても味の想像がつく。知らない料理に挑戦する一歩手前に。

    レストラン
  22. Can we split the check?

    Could we get separate checks?

    会計を割り勘(別々)にできますか。

    Sorry, we can only do one bill per table.すみません、会計はテーブルごとに一括のみです — こう返されることも

    split the check / bill がネイティブの言い方。米では普通の頼みだが、欧州は一括が多く現金で割るほうが速い。

    レストラン
  23. I'm still working on it, thanks.

    まだ食べています。

    No problem, take your time.大丈夫です、ごゆっくり

    皿を下げようとされたときの決まり文句。food に対して working を使う独特の言い回し。

    レストラン
  24. That was delicious. Thank you.

    とても美味しかったです。ありがとう。

    I'm glad you enjoyed it!お口に合ってよかったです

    帰り際の一言で店の空気が変わる。強く褒めるなら My compliments to the chef.

    レストラン
  25. Can I get a cappuccino?

    カプチーノをください。

    Sure! Anything else?はい!他にはいかがですか

    米ネイティブの注文はほぼこれ。教科書の Could I have 〜? は丁寧版として使い分ける。

    レストラン
  26. grab

    サッと買う・食べる・つかまえる。

    Let's grab a bite before the train.電車の前にサッと食べよう

    「サッと〜する」の万能動詞。grab a coffee / grab a bite(軽く食べる)/ grab a taxi と旅で大活躍。

    レストラン
  27. This isn't what I ordered.

    注文したものと違います。

    I'm so sorry. I'll change it right away.申し訳ありません、すぐお取り替えします

    責めずに事実だけ言うのがコツ。正しい料理名を続ければ話が早い。

    レストラン
  28. It was worth the wait.

    並んだ甲斐がありました。

    Two hours in line, but it was worth the wait.2時間並んだけど、待った甲斐があった

    worth 〜(〜の価値がある)は worth a visit / worth the money と応用無限の型。

    レストラン
  29. It hits the spot.

    (食べ物・飲み物が)最高に染みる。

    Cold beer after a long walk — it hits the spot.歩いた後の冷えたビール、これこれ!

    「まさに欲しかったやつ」。空腹・喉の渇き・疲れに刺さった一品への最高の褒め言葉。

    レストラン
  30. You can't go wrong with the pasta.

    パスタを頼めば間違いないよ。

    What should I order? — You can't go wrong with the pasta.何を頼むべき?—パスタなら間違いないよ

    can't go wrong with 〜(〜なら間違いない)はおすすめの定番構文。人に薦めるときにも。

    レストラン
  31. It's hit or miss.

    当たり外れがある。

    Street food here is hit or miss.ここの屋台は当たり外れがあるね

    店・屋台・天気など、旅の評価トークで頻出。hit(当たり)か miss(外れ)か。

    レストラン
  32. hole-in-the-wall

    目立たない小さな名店。

    We found an amazing hole-in-the-wall taco place.最高のタコスの隠れた名店を見つけた

    直訳「壁の穴」=狭くて質素だが旨い店。けなし言葉ではなく褒め言葉として使われる。

    レストラン

読めないメニューに当たったら、What do you recommend?(おすすめは?)が最強です。店の自信のある一皿が出てきますし、店員との会話も生まれます。指差しで I’ll have this one.(これにします)でも、まったく問題ありません。

店員はこう言ってくる — 聞き取りの型

聞かれていること実際の言い方返し方
飲み物は?Anything to drink? / Something to drink?Just water, please. / A glass of red wine, please.
水は有料か無料かStill or sparkling?(★この時点で有料の瓶水の話)Tap water, please.(水道水を。無料の国が多い)
注文は決まったかAre you ready to order? / What can I get you?まだなら A few more minutes, please.
焼き加減How would you like your steak?Medium, please.
食後Any dessert? / Anything else?No, thank you. Just the check, please.
味はどうかHow is everything? / Is everything OK?It’s great, thank you.(社交辞令。長く答えなくてよい)

Still or sparkling? は要注意です。ヨーロッパでこう聞かれたら、たいてい有料のボトル水の話をしています。無料の水道水でよければ Tap water, please. と言えば通じます(水道水が飲める国かどうかは各国のガイドを確認してください)。何も言わずに頷くと、食事より高い水が来ることがあります。

アレルギー・食べられないものを伝える

この項目だけは、口から出るまで練習しておく価値があります。体調に直結し、しかも「通じたつもり」が最も危険だからです。

  • I’m allergic to peanuts.(ピーナッツのアレルギーがあります)— 最重要。allergic の発音は「アラージック」に近い
  • Does this contain nuts?(これにナッツは入っていますか)
  • I can’t eat pork.(豚肉が食べられません)— 宗教・信条の理由でも、これで十分に伝わります
  • No onions, please.(玉ねぎ抜きで)

重いアレルギーがある場合は、アレルゲン名を現地語で書いたカードを用意していくのが確実です。口頭は聞き間違いが起きますが、紙は厨房まで届きます。

★会計 — レジに行ってはいけない

着席レストランではテーブル会計が基本です。日本のようにレジへ向かうと、担当者が「まだ食事中の客が出ていく」と受け取って戸惑います。席に座ったまま、目が合ったときに合図します。

  • アメリカ → Could we have the check, please?
  • イギリス → Could we have the bill, please?
  • どちらでも通じる万能形 → Excuse me, we’d like to pay.
  • 別々に払いたい → Could we pay separately?(店によっては断られます)
  • カードが使えるか → Do you take card?

check(米)と bill(英)は、同じ英語圏でも語が変わる代表例です。当サイトのイギリスガイドでも、bill や queue のようにアメリカ英語と違う語彙に戸惑う場面が意外とある、と書いています。とはいえどちらを使っても意味は通ります——気にしすぎる必要はありません。

チップ — 「いくら」より「要るのか」から

チップは国によって前提が違います。金額の暗記より、まずその国が「要る国」なのか「要らない国」なのかを知るほうが実務的です。

  • アメリカ — 着席レストランでは慣行として期待されます。カード端末で 18% / 20% / 22% のような選択肢が出るので、その場で選べば済みます
  • ヨーロッパ — サービス料が会計に含まれていることが多く、含まれていれば端数を切り上げる程度で十分です。明細に service charge / servizio / couvert とあれば含まれています
  • アジア — 不要な国が多い(タイなど、置く習慣が薄い場所では無理に置かなくて構いません)

迷ったら Is service included?(サービス料は込みですか)と聞けます。聞くこと自体は失礼ではありません。当サイトのタンザニアガイドのように、サファリのガイドへのチップ目安(1日20〜25米ドル)を記録している国もあります——チップの慣行は国ごとに違うので、各国のガイドを確認してください。

うまくいかないとき

  • 注文と違うものが来た → Sorry, I ordered the fish.(魚を頼みました)— I didn’t order this. より角が立ちません
  • 頼んだものが来ない → Excuse me, is my order coming?
  • 会計が合わない → What is this charge for?(この請求は何ですか)
  • 聞き取れない → Sorry, could you say that again? — 何度使っても構いません

それでも通じないときは、メニューを指すのが最短です。レストランは、指差しがいちばん効く場所でもあります。

行き先ごとに英語がどれくらい通じるかは英語が通じる国・通じない国の一覧、宿での英語はホテルの英語にまとめています。食事は旅の記憶に最も残る時間なので、場面別フレーズ集のレストランの節だけでも、出発前に一度声に出しておいてください。

チップの慣行と水の扱いは国・店ごとに差があり、変化もします。金額の目安は当サイトの事実台帳に記録のあるものだけを挙げています。本ページの調査時点は2026年8月です。