ここは Travelers Route の語学学習コーナーです。英語は「使う場面」から逆算して覚えるのが最短——そのための道具をひととおり用意しました。直前の仕上げなら早見表、じっくり予習するなら場面別、覚え込むならフラッシュカード。今の自分に合うものから始めてください(2026年7月時点)。ほかの言語もまとめて見たい場合は語学学習コーナーからどうぞ。
160 フレーズ・単語47 聞き取り8 場面3 レベル無料・登録不要0 覚えた / 0 間違え中
この言葉が使える国: 🇬🇧イギリス / 🇵🇭フィリピン / 🇺🇸アメリカ
どのレベルから始める?
初級は、あいさつ・注文・チェックイン・緊急時など「一方向で用が足りる」段階です。英検やTOEICの点数とは関係なく、ここで挙げるフレーズが口から出れば、たとえば海外旅行なら入国から帰国までを英語だけで乗り切れます。目安はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA1〜A2です。
中級は、やりとりが「往復する」日常会話の段階です。B&Bのホストと朝食で10分話す、ガイドに質問する、初対面の相手と近況や予定を交換する——記憶に残る会話は、たいていこの往復の中で生まれます。目安はA2〜B1。
上級は、交渉・クレーム・文化の話ができる段階です。市場での値段交渉、請求ミスの指摘、「この建物にはどんな歴史が?」という踏み込んだ質問。ここまで来ると、英語は用を足す道具ではなく世界を深く知る道具になります。ネイティブが多用するイディオムもこの段階で仕込みます。目安はB2以上です。
学び方 — 3週間モデル
フレーズ集は「読む」だけでは本番で出てきません。おすすめの段取りは3週間です。第1週は場面別フレーズ集を場面順に一周し、意味がわかる状態にする。第2週はフラッシュカードで、訳を見て英語が出るかを場面ごとにテストする(🔊で発音を耳に入れながら)。第3週は「未習得のみ」に絞って弱点だけを回す。旅の予定があるなら、直前に早見表を印刷して荷物へ。1日10分でも、口に出して言う練習を挟むと定着がまるで違います。この段取りをもう少し詳しく——目的別に「やらなくていいこと」まで分けたものが旅行の英語はどう勉強するかです。
どのレベルでも、最初に暗記する価値があるのは「聞き返し」です。Sorry, could you say that again?(もう一度言ってもらえますか)が言えれば、聞き取れなくても会話は破綻しません。実戦英語の生命線はこの一言です。
中級(日常会話)を目指すなら、オンライン英会話などで「初対面の相手と英語で10分もたせる」経験を数回積んでおくと、実戦での心理的なハードルが大きく下がります。間違いを気にする場面ではありません——通じた成功体験を、次のレベルの動機にしてください。
学び方そのものをもう少し詳しく——目的別に「やらなくていいこと」まで分けたものが旅行の英語はどう勉強するかです。
旅の時系列で使う — 各場面で起きること
機内・入国審査 — 質問は決まっている
入国審査で聞かれるのは、目的(Why?)・日数(How long?)・滞在先(Where?)の3つがほぼすべてです。詰まりやすい「職業は?」の答え方や、審査官の言い回しのバリエーションまでは入国審査の英語にまとめました。Sightseeing.(観光です)、Five days.(5日です)と、単語で短く答えるほうがむしろ自然です。文章で流暢に答えようとして詰まるより、予約確認書を見せながら短く言い切るのが実務の正解です。なお英国のように自動化ゲート(eGate)で審査官との会話自体がない国も増えています——それでも荷物質問や二次審査に回った時のために、この場面の予習は保険になります。
ホテル・レストラン — 「型」を差し替えて使い回す
ホテルとレストランの英語は、I’d like to 〜(〜したいのですが)と Could I have 〜?(〜をもらえますか)の2つの型でほぼ回ります。場面ごとの段取り——チェックインの流れとデポジット・宿泊税、席の着き方と会計・チップ——は、それぞれの記事で詳しく追っています。チェックインも注文も荷物預けも、この型の後ろを差し替えるだけです。ひとつ日本と違うのは会計で、欧米はテーブル会計が基本。席から Could we have the check, please? と声をかけます。米国では check、英国では bill——同じ英語圏でも単語が変わる代表例で、フレーズ集の注記にはこうした英米差を載せています。旅で本当に困る語だけを絞ったイギリス英語とアメリカ英語の違いもあわせてどうぞ。
トラブル・緊急時 — 完璧さより速さ
盗難・体調不良・紛失の場面では、文法の正しさより「短く伝わる」ことが優先です。My wallet was stolen.(財布を盗まれた)、I need a doctor.(医者に診てほしい)。この2文とアレルギーの伝え方(I’m allergic to 〜)だけは、フラッシュカードで口から出るまで練習しておく価値があります。保険請求に警察の盗難証明が要ることなど、トラブル時の段取りは海外旅行保険の記事と併せて読んでください。
雑談 — 旅を記憶に変える英語
実は旅でいちばん使うのは、注文でも道聞きでもなく雑談です。Where are you from?(どちらから?)は世界中の旅先で毎日のように飛んでくる質問で、I’m from Japan. のあとに This is my first time here.(初めて来ました)を続けられると、会話が転がり始めます。中級以上のフレーズ集には、天気の話の切り出し方から、地元の人の一人語りを引き出す質問までを場面別に収めています。
英語は「どこで」どれくらい通じるのか
英語が母語の旅先は、当サイトの掲載国ではイギリスとアメリカです。加えてフィリピンは英語が公用語のひとつで、ホテルから市場までほぼ英語で通ります。初めての「英語で旅する」練習先として、実はフィリピンは有力候補です。
一方、ポルトガルやタイのような非英語圏でも、観光動線上のやりとりはほぼ英語です。つまりここで覚える英語は英語圏専用ではなく、当サイトの掲載国・地域のほぼ全てで「共通の橋」として機能します。現地語のあいさつ(オラ、コップンカー)を1つ添えると歓迎度が変わる、というのが実走してきた実感ですが、用件はまず英語で通ります。
掲載18の国・地域それぞれについて、公表指標と「旅の動線での実際」を並べたものが英語が通じる国・通じない国 一覧です。ランキングの数字と旅のしやすさが一致しない理由も、そこで説明しています。
行き先がまだ決まっていないなら、国・地域の一覧から候補を絞るところから始めてください。旅程が固まれば、予習すべき場面もおのずと決まります。