取材2025年10月・実走したコペンハーゲン⇄アイスランドのルート
料金・制度の最終確認2026年7月
アイスランドへは、日本から直行便がありません。どうせヨーロッパのどこかで乗り継ぐなら——その乗継地を「2〜3泊の滞在」に格上げして、2か国分の旅にしてしまう。その最適解がコペンハーゲンです。乗継を1か国に変える設計・空路の接続・泊数配分を解説します。
まず結論 — 実走の全体像(乗継を「北欧の首都」に変える)
| 区間 | 滞在 | 移動手段 |
|---|---|---|
| 日本 → コペンハーゲン | 2泊 | 直行便 約12時間 |
| コペンハーゲン → レイキャビク | 5泊 | 空路 約3時間(アイスランド航空/SAS) |
| レイキャビク → コペンハーゲン | 1泊(帰路の前泊) | 空路 約3時間 |
| コペンハーゲン → 日本 | — | 直行便 約11時間 |
この2か国は「ヒュッゲの首都」と「地球を体験する島」——洗練された都市文化と、火山・氷河・オーロラの原始的自然という、正反対の魅力を1回の旅で味わえます。ポイントはコペンハーゲンがアイスランド便のハブであること。乗継の2時間を「街に出ない待ち時間」で潰すか、「北欧の首都を2泊で味わう」に変えるかで、旅の密度がまるで変わります。帰路もコペンハーゲンで1泊はさむと、深夜のトランジットを避けられて体も楽です。

接続① 日本 → コペンハーゲン(乗継地を目的地にする)
コペンハーゲンは羽田からの直行便があり(SAS・約12時間)、北欧・欧州各地へのハブ空港としても優秀です。街はコンパクトで、2泊あれば核心まで届きます——色鮮やかなニューハウン、ラウンドタワーの螺旋スロープ、紅葉のカステレット、そして季節が合えば夜のチボリ公園。全体設計はコペンハーゲン 2日モデルコース、街歩きは塔と要塞さんぽ、季節限定の遊園地はチボリ公園ガイドへ。物価は北欧価格で高めですが、徒歩と自転車で回れるので交通費は抑えられます。コペンハーゲンカードを使えば、詰め込むほど元が取れます。

接続② コペンハーゲン → レイキャビク(空路3時間で別世界へ)
コペンハーゲンからケプラヴィーク国際空港(レイキャビク)まで、アイスランド航空またはSASで約3時間。飛行機を降りた瞬間、都市の洗練から火山と溶岩の島へと世界が切り替わります。アイスランドはレンタカー周遊が基本——ブルーラグーン、ゴールデンサークル、黒砂海岸、氷河湖、そして運が良ければコロナ級のオーロラ。5日あれば主要絶景を無理なく回れます。全行程はアイスランド5日間周遊、オーロラの狙い方はオーロラ観測ガイド、南海岸の絶景と安全ルールは南海岸ガイドにまとめています。空港⇄レイキャビク市内はバスで約45分、多くの旅程は空港でそのままレンタカーを借りて周遊に出ます。
泊数配分 — 「2-5-1」が体に優しい
実走の内訳はコペンハーゲン2・アイスランド5・コペンハーゲン1(帰路前泊)の計8泊。手応えは「アイスランド5泊は主要絶景の最低ライン、コペンハーゲンは往路2泊で満足、帰路の1泊は”保険”として効く」。アイスランドの天候は変わりやすく、オーロラも南海岸の氷河湖も『晴れた日に予定を寄せる』柔軟さが要るため、5泊あると1〜2日を天候待ちの調整に使えます。日数を削るなら——コペンハーゲンを往路2泊のみにして帰路前泊を空港ホテルに、あるいはアイスランドをゴールデンサークル+南海岸の4泊に圧縮。逆に足すなら、アイスランドのリングロード1周(+2〜3泊)が次の段階です。
予約と準備 — 締め切りが早い順に
- ① 航空券 — 日本→コペンハーゲン往復+コペンハーゲン⇄レイキャビクの域内往復。通しで発券するか、域内をアイスランド航空で別手配するか(乗り遅れリスクは通し発券が安心)
- ② レンタカー — アイスランドは周遊の要。ハイシーズンは早期に埋まる。冬季(10〜3月)は4WD+冬用タイヤ必須
- ③ 入国認証 — 両国ともシェンゲン圏。ETIAS(2026年中に開始予定・€20)が始まれば事前申請が必要。デンマークはデンマーククローネ(DKK)、アイスランドはアイスランドクローナ(ISK)と通貨が別(どちらもキャッシュレスが徹底)
- ④ 季節設計 — オーロラは9月中旬〜4月上旬。コペンハーゲンの紅葉は10月、チボリはハロウィン/クリスマス期。10月末は両国のいいとこ取りができる狙い目でした
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乗継を1泊に変えるなら中央駅〜ニューハウン周辺が便利。往路・帰路で2回泊まるなら価格比較を。ベストプライス保証あり(条件は公式サイト参照)。
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デンマークもアイスランドもキャッシュレス社会。地図・レンタカーのナビ・オーロラ予報の確認に通信は必須。欧州周遊プランなら1枚で両国カバー。
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向いている人:一生モノの絶景(オーロラ・氷河)を狙いたい/都市と大自然を1回で味わいたい/どうせ乗り継ぐなら1か国増やしたい人。向いていない人:物価を最優先したい人(北欧+アイスランドは欧州でも屈指の高物価)、短い休みで済ませたい人(最低8泊は欲しい)、運転が苦手な人(アイスランドはレンタカー前提)。天候に旅程を寄せる柔軟さと、防寒・防水の装備さえ整えれば、「洗練」と「原始」のコントラストは唯一無二です。

最初に埋まる予約 — 「季節でしか開いていないもの」から決める
この2か国は営業期間そのものが季節で切り替わる施設が多く、日程より先に「どの季節に行くか」が決まってしまうことがあります。
- アイスランドの氷の洞窟は11〜3月限定・ガイドツアー参加が必須(個人では立入不可・ISK19,900〜目安)。一方インサイド・ザ・ボルケーノは5〜10月催行なので、この2つは同じ旅では両立しません
- ブルーラグーンは完全予約制・変動価格(Comfortプランで1人1.2万ISK前後の実例)で、混雑期は数週間前に売り切れる時間帯もあります。旅程が決まったら真っ先に確保を(2026年7月時点)
- チボリ公園は通年営業ではありません——夏季(4〜9月)+ハロウィン期+クリスマス期のみ。ここを目当てにするなら旅の時期そのものが決まります。オンライン事前購入で入場列をスキップできます
- ローゼンボー城は時間指定入場で入場人数が制限されるため、公式サイトでの事前予約が確実。隣接する王立庭園は無料なので、待ち時間はここで潰せます
順番としては季節(氷の洞窟か火山内部か)→ チボリの営業期間 → ブルーラグーンの時間枠 → 宿。乗継地を2泊に変える価値も、チボリが開いている時期かどうかで大きく変わります。
関連記事 — 各国の中身へ
- 🇩🇰 デンマーク旅行ガイド(コペンハーゲンの塔・要塞・チボリ公園)
- 🇮🇸 アイスランド旅行ガイド(5日間周遊・オーロラ・南海岸)
- 絶景から旅を選ぶ → 絶景と街歩きで選ぶ次の旅



